ハウスクリーニング業者で働いていた自分がご自身でもできるエアコン掃除を紹介していきます。
この記事を読むことでお掃除できる箇所や仕方、お掃除することのメリットや市販のスプレーはどうか理解できるので、ぜひ最後までご覧ください。
- お掃除することの利点
- お掃除できる箇所、仕方
- きれいに保つコツ
自分でお掃除することの利点
- 節電効果がある
- カビを繁殖しづらくする
- エアコンクリーニングの頻度を下げることに繋がる
節電効果がある
エアコンはお部屋の空気を取り込み、冷風や温風に変えて風を送ります。フィルターにホコリが付いて詰まっていると空気を取り込むことに余計なパワーを使い、電気代が通常より多くなってしまいます。
フィルターのお掃除をすることで、エアコンの負荷を取り除くことができ節電に繋がります。
カビを繫殖しづらくする
冷房や除湿を使うと結露してアルミフィンや送風ファンなどに水滴が付きます。そこにホコリが付着することで菌が繁殖、つまりカビが発生しやすくなってしまいます。
カビが繁殖すると嫌な臭いがしたり、ドレンパンという水を外に流す通り道が汚れで詰まり水漏れを起こしてしまうことがあります。また下画像のように送風ファンに汚れが詰まり、風が弱くなったりまばらになってしまうこともあります。

フィルターをお掃除することでホコリが落とせるので、完全にではありませんがカビの繁殖を抑制できます。
自分でできるお掃除箇所、仕方
- フィルター
- アルミフィン(市販スプレー)について
- 吹き出し口、羽(ルーバー)表面
フィルター
全面パネルを開き、フィルターを取り出します。
フィルターについてるホコリを手や掃除機などで軽く取り除きます。
水をかけてカビキラー(なければ食器用洗剤)を全体に広げ2~3分浸け置きします。
その後、ブラシで擦って汚れを落とします。
水気を拭き取り、乾いたら取り付けて終了です。
アルミフィン(市販スプレー)について
市販のスプレーはアルミフィン用のお掃除道具です。
(※アルミフィンとはフィルターを外したら見える銀色の部分のことです。)
スプレーをする時は真っ直ぐ吹きかけるようにします。右側には基本的に基盤があるので特に注意する必要があります。
詰まったホコリを落とした後、冷房を18℃で45分ほど運転します。運転後送風で1時間乾燥させて終了です。冷房運転でアルミフィンに水を発生させて、簡単ですがゆすぐような働きをしてもらいます。
アルミフィンはカビが繁殖しやすい部品なので、詰まったホコリを落とすことできれいな状態を長持ちさせることができます。
吹き出し口、羽(ルーバー)表面
まず必ず電源が入っていないことを確認しましょう。電源が入っていると奥でファンが高速回転しており手を入れると危険です。
確認出来たら羽(ルーバー)をゆっくり手で開きタオルなどで水拭きをします。折れやすい部品ですので力の入れすぎには注意が必要です。
日頃からできるきれいに保つコツ
- 冷房・除湿の後に送風で1時間ほど運転する(内部クリーニング)
- 使わない時期はエアコンにカバーを被せる
- 1カ月に1度、自分でできるお掃除をする
冷房・除湿の後に送風で1時間ほど運転する(内部クリーニング)
冷房や除湿を使うと結露してアルミフィンや送風ファンなどに水滴が付きます。これを乾燥させるために送風で1時間ほど運転すると良いです。
内部クリーニング機能があるエアコンは冷房や除湿運転後に自動で送風運転し、しばらくすると自動で停止してくれます。いつも停止ボタン1回だと止まらないからと2回押している方は、送風運転を止めてしまっている恐れがあるのでよく確認しましょう。
使わない時期はエアコンにカバーを被せる
使わなくてもホコリは被ってしまいます。レンジフードのフィルターのようなものがエアコン用にも売っていますので付けるのがおすすめです。
また、たまに送風運転もホコリが溜まらないようにしてあげましょう。
まとめ
自分でこまめにお掃除していてもカビは繁殖してしまうので、定期的なエアコンクリーニングは必要です。しかし、頻度は下げることができるので節電効果、クリーニング代の節約に繋がります。
またエアコンを使わない季節・時期になったら放置するのではなく、お掃除をして送風運転で乾燥してあげることが重要です。そのまま放置するとエアコンを使用している時より繫殖しやすい状態となっていますので気を付けてください。
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